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ラズパイ4 ロボットの作製⓪―ラズパイのセットアップ

 2020年12月のトランジスタ技術にて、ラズパイを使った遠隔ロボットの作製の特集が組まれていた。数年前の記事のため、今ではもっとできることがあるとは思うが、ロボット作製の学習として挑戦してみる。ラズパイの利用も初めてで、pythonも初。とにかくやってみる。

1. 機材の用意

 ラズベリーパイ4 モデルBの4GBを購入(4GBじゃ足りない?)、Amazonで10000円ぐらい。ちなみに参考記事を見ると、4000円程度と書いてあって驚き...

 他に、Lidar、赤外線センサー、カメラ、ファンレスケース、OLEDディスプレイ、5V ACアダプター、5V モバイルバッテリーを購入、全部で3万くらい。学習投資なので価格はどうでもよし。

2.ラズパイのセットアップ

 OSを導入するだけだと思ったら、ロボットの制御にはROS(Robot Operating System)なるものがあるらしく、ロボット開発ソフトウェアを利用する。そこで、ROSを書き込む必要がある。

 今回は、ROSがインストールされたOSのイメージファイルを使う。小型ロボットメーカーのUbiquity Roboticsがそのイメージファイルを公開している。同社は、Magniという製品で、100 kgほどの荷物を運ぶロボットを作っている。

Magni | 有効荷重 100kg Raspberry Piベース モバイル ロボット | 海外ハードウェアの購入ならUNIPOS(ユニポス)

 まず、Ubiquity Roboticsのダウンロードサイトから圧縮ファイルをダウンロード。参考記事では、"2020-02-10"のバージョンを使っているみたいだが、"Ethernet and Sonars do not work when CPU is a Pi4"とあり、その後の"2020-11-07"のものもソナーボードが使えない。ということで、最新のものを使った。

 ROSにはROS1やROS2の種類があり(今はROS2が主流?)、ROS1バージョンがあり、今回のROSはROS1 kineticである。ROSの概要については以下のリンクから学んだ。

https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/1506/11/news012.html

 

earn.ubiquityrobotics.com

↑イメージファイルDL元

↑ DLサイトの画面、右上の"Kinetic"をクリックすると表示される。今回は、"2021-11-24"を使ってみる

 ダウンロード出来たら、7-zipで展開、イメージファイル(img.)を入手する。

 次に、imgファイルをmicroSDにWin32 Disk Imagerで書き込む。

↑特に余計な事せず、書き込む

 書き込んだら、microSDをラズパイ4に挿入。キーボード、マウス、ディスプレイにつないで起動!...したかったのだが、ディスプレイにつなげるmicroHDMIの変換端子がなかったので、行き止まり...

 後日、microHDMIの変換端子を購入し、再開。ついに電源を入れると、ディスプレイには、

This board requires newer software
Get the latest software from https://www.raspberrypi.com/software/

というエラーメッセージが...もしかしてラズパイのバージョンが違う?

試しにGUIなしのOSを導入して確かめてみると、

more /proc/device-tree/model
Raspberry Pi 4 Model B Rev 1.5
 
表示のRev 1.5は新しいバージョンで、DL元をもう一度見ると、

"Added support for rev 1.5 Pi 4s, ...."と書いてある。最近対応されたばかり、ということ。ダウングレードも出来なくはないが、推奨されていないようだ。
 
さて、どうするか。